予期悲嘆

お別れの予感-予期悲嘆

 今回は予期悲嘆に注目してみます。例えば、高齢や治る見込みのない病気などで死が避けられないとわかった瞬間から喪失の悲嘆が始まります。昨日までは、まだまだ無関係だと思っていた「永遠の別れ」という到底受け入れられない衝撃に、日常生活や心の平穏...
ペットロスについて

視点を変えると景色が変わる

 もうすぐクリスマスですね。先日の夕方、2歳くらいの女の子がお母さんと住宅街を歩いていました。しばらくすると、どこかのおうちの外壁のクリスマスイルミネーションに見惚れて立ち止まってしまいます。そして、しきりに「キレイ!キレイ」と指さして、...
ペットロスについて

複雑な心理ー話すほどに悲しい気持ち

 数か月前、出先で偶然元同僚に会いました。特に親しくしていたわけでもないのですが、顔を合わせれば世間話をする程度の間柄です。その時も互いの近況などをざっくりと話したのですが、彼女から「猫ちゃん元気?今は何匹いるの?」と訊かれ、とっさに「3...
ペットロスについて

苦しい感情ー後悔と自責感について

 喪失といっても様々なケースがあります。病気や高齢により自宅や病院で看取れる場合だけとは限りません。交通事故や不慮の事故、不注意による脱走などの行方不明。更には重篤な症状が回避できない末期の病気に際しての、安楽死という苦渋の決断。色々な事...
ペットロス体験記

記憶のスィッチ

 少し前はキンモクセイの香りがあちらこちらで匂っていましたね。この時期は日暮れが早く、見慣れたいつもの通りに灯りがともるのも早くなりました。そうなると、中でも私にとっては動物病院の看板が一層目を引くことになります。以前はそれがとても頼もし...
ペットロス体験記

なぜ私だけ? – 怒りや不当感について

 悲しみ(悲嘆感情)にはプロセスがあると前回お話しました。その段階のひとつである怒りや不当感に注目してみます。悲嘆のどん底にいるときはショックと放心で周りに目を向ける余裕がなく、文字通り悲しみに明け暮れるため怒る気力すらないものです。 ...
ペットロスについて

悲しみのプロセス

 愛猫が旅立ってから先週でちょうど4か月となりました。依然として押し寄せる悲しみの度合いから考えると、もう4か月も経ってしまったのかという感覚です。特に最初の頃は、亡くなる数日前からの苦しそうな姿や、息を引き取った時の衝撃的な場面が何度も...
ペットロスについて

理解できない家族の反応

 案外多いご相談です。あんなに可愛がっていた愛犬が亡くなったのに、母がさっさとリードや食器を片付けてしまった。或いは「お世話が大変だったし、居なくなって済々した」と言い始めた家族に怒りと戸惑いを感じている、といった内容です。同じ悲しみを体...
ペットロスについて

新たなペットを迎えるタイミング

 人によっては、新しい子を迎える事で気持ちが癒える場合があります。しかし、その場合はタイミングや心構えに注意を払う事が必要です。あまり日が経っていないうちに新しい子を迎え入れると、どうしても前の子と比べてしまう事になってしまいます。保護団...
ペットロス体験記

心にしみたメッセージ

 6月に20年を共にした最愛の猫とのお別れをしました。2年半の間に10回の入院を経験し、今度こそもう覚悟が必要かもしれないと思った事も2度や3度ではありません。20歳という年齢を考えれば「今回助かったとしてもそう遠くない将来にその時が来る...