ペットロスについて

重なる喪失は

 ペットを失う事のみならず、近親者との死別や配偶者との離婚、恋人との別れ、職を失うなどのショックな出来事が短期間に重なることで悲嘆や苦痛はより強いものになります。許容を越えた衝撃は悲しみの感情から抜け出せなくなるだけではなく、感情を表に出...
ペットロスについて

一人暮らしとペットロスの関係

 老若男女問わず一人暮らしでペットを飼っている方も少なくないと思います。その場合たった一人で最期を看取り、亡骸を火葬する手続きも一人で行わねばならないなど、その衝撃の強さは計り知れません。人間であれば葬儀を執り行うまでに様々な人が関わり、...
2019.05.04
ペットロスについて

男性とペットロス

 「男は泣いてはいけない!」このような子供の頃から刷り込まれた自己概念は大人になるにつれ強固なものに成長し、悲嘆を解決するために本来必要である感情表出の妨げになる事があります。  概して男性の場合は女性や子供のように悲しみの感情をあ...
ペットロスについて

悲しみの回復を遅らせる罪悪感

 悲しみからなかなか立ち直れない原因として自責と後悔があります。例えば「もっと早くに病院にいっていれば」「別な病院に行くべきだった」「窓をきちんと閉めていれば」「あのとき出かけなければよかった」「手術なんてしなければ」「私のせいだ」など自...
ペットロスについて

ペットロスの方へかける言葉は?

 友人や家族、同僚などがペットロスで苦しんでいる場合はどのように声を掛けてよいのやら悩むことがあると思います。自分に経験のない事であったとしても喪失の対象がペットであるという事だけの違いですから「もしもそれが自分の大切な誰かだったら」と、...
ペットロスについて

ペットロスって何?

ペットロスとは「喪失する体験の事」  最近ようやくペットロスという言葉も耳慣れたものになってきました。しかし、中にはまだ「ペットロスにならないためには」などと誤った認識をされている事もあります。ペットロスとは病気の名前でも症状でもあ...
2019.04.19
ペットロスについて

悲しみはどのくらい続くの?

 ペットは、人によっては遠く離れた家族よりも親密で心許せる家族にもなり得ます 。たとえ他の誰かに否定されたり家族や友人とケンカをしたとしても、動物たちは変わらぬ愛情を示し、どんな私たちであっても信頼して無条件に受け入れてくれる決して裏切ら...
2019.04.30
ペットロスについて

家族なのに反応が違うのはなぜ?

二重の喪失  中学生の頃、ある朝突然に愛犬が亡くなりました。不謹慎ですが離れて暮らしていた母方の祖母が亡くなったときよりも現実的な死であり、それは私にとって初めての衝撃的で耐えがたい体験となりました。  当時、専業主婦だった母...
2019.04.30
ペットロスについて

書く事はどうして良いの?

 中学生の時に初めての愛犬を亡くし、厳しかった父に泣くことを叱られた私は、家族の前では感情を出さないよう気を付けた代わりにこっそり日記を書き始めました。日記の中で毎日愛犬に話しかけていたのです。 あの時、もっと遊んであげなくてごめん...
2019.04.30
ペットロスについて

ペットの命は軽い?

 友人のMさんとはお母さんの介護でしばらく会う事ができませんでした。しかも、割と深刻な状態というのも聞いていましたから、飼い猫の不調のことで余計な心配は掛けられないと思っていました。そうです・・「猫のことなんかで迷惑は掛けられない!!向こ...
2019.04.30
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