予期悲嘆

ペットロス体験記

病気に寄り添う?主役は病気?-目からウロコの「らしく生きる」選択 

 先日、知り合いの告別式に参列したときのお話です。優しくて明るくて楽しくて、サービス精神が旺盛なその方の周りにはいつも人が集まって笑いに包まれていました。そんな故人の「湿っぽくしないで明るく送ってほしい」という意向を汲んで執り行われた式だ...
予期悲嘆

死と向き合う時間について考える

 生きているものには必ず死が訪れます。それは生きている事の日常の延長線上にあって、終着点でもあり、例外なく誰もが避けられない自然なことです。しかし、誰の身にもやがて訪れることなのに、死別を体験したとき、或いは死が予測される状態においては...
予期悲嘆

死の恐怖に取り憑かれるー 飼い主の心のケア

 一般的にペットロスの悲嘆とは、失った後の取りもどせない事の苦しみや後悔や悲しみですが、予期悲嘆の苦悩は命に関わる病気など、もはや避けられない喪失の予感に苛まれる事です。 この子はいま精いっぱい生きて頑張ってくれている。しかし、少しずつ痩...
予期悲嘆

失うかもしれない恐怖 – 飼い主さんにしかできない事

 愛する我が子が病気になったり、あれ?いつもと様子が違うと気付いた時から私たちは緊張状態が始まってしまい、いつもより神経が過敏になります。この子がいなくなってしまったらどうしよう、当たり前だと思っていた楽しくて平和な暮らしを失うかもしれな...
予期悲嘆

お別れの予感-予期悲嘆

 今回は予期悲嘆に注目してみます。例えば、高齢や治る見込みのない病気などで死が避けられないとわかった瞬間から喪失の悲嘆が始まります。昨日までは、まだまだ無関係だと思っていた「永遠の別れ」という到底受け入れられない衝撃に、日常生活や心の平穏...
予期悲嘆

残された時間

 我が家のめるもは、今年(2019年)4月で20歳になりました。相変わらずの通院三昧ではありますが、何度もピンチを乗り越えてよくここまでこれたなと感慨深い思いです。大変嬉しい事ではあるのですが手放しで喜べない自分もいます。なぜなら、もう2...
2019.06.06
予期悲嘆

この子がいなくなるかもしれない

 ペットロスの悲嘆は何も失った時ばかりではありません。ちょっといつもと様子が違うな、或いは最近元気がないなと気づいて受診したところ、がんなど想定外の難治性の病名を告げられたり、手術をすれば治る見込みはあるけれど年齢的に高いリスクを伴う全身...
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