友人や家族、同僚などがペットロスで苦しんでいる場合はどのように声を掛けてよいのやら悩むことがあると思います。自分に経験のない事であったとしても喪失の対象がペットであるという事だけの違いですから「もしもそれが自分の大切な誰かだったら」と、想像していただけると共感できると思います。
悲しみを癒す方法は人それぞれです。静かに悲しみと向き合いたいと思っている人。誰かに話を聴いてもらう事で気が楽になる人。しかし、気持ちの整理がついていない場合などは 「まだ触れられたくない」「説明できるほど悲しみが癒えていない」とさえ思う事もあります。ご本人から話を切り出してきたら寄り添うように聴いてあげてください。
「いつまでも泣いているとワンちゃん、猫ちゃんが悲しむよ」とか「過ぎたことを考えていても仕方がないし、早く元気になってね」など、なんとかして励ましたい気持ちになるものです。しかし、言うまでもありませんが、このような本人の努力を強いるような励ましはがっかりする事がありますので注意が必要です。何より根気よく話を聴いてくれる事が一番の支えになります。
私自身の経験ですが、お世話になっていた動物病院へ亡くなった事をお知らせしたところ、その日のうちにお花が届いたことがあります。そこには受診した際の我が家の愛猫とドクターとのエピソードが添えられていました。思いがけない暖かな心遣いに号泣したことは今でも忘れられません。
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