その励ましは誰のため?ペットロスの方への声掛け

 2週間前、私自身も愛する猫を亡くしたばかりで、まだまだ悲しみが癒えるには時間がかかるなと実感しているところです。そんな中、色々な方からご連絡をいただき、本当にありがたいと思っています。そして、改めて悲嘆に暮れている方への声掛けって難しい・・・と痛感しているところでもあります。
 以前、ペットロスの方へかける言葉は? でもお伝えしたことですが、もう少し詳しく書きたいと思います。

本人の努力を強いる励まし本人が「頑張るよ」と言わざるを得ない状況に追い込む言葉。例えば「〇〇ちゃんが悲しむよ」「〇〇ちゃんが心配するから早く元気になってね」など、一見あなたの猫ちゃん(ワンちゃん)の気持ちを代弁しているかのようですが「いつまでも落ち込んでないで、早く元気になってね」というのはその方の気持ちなので、この人の前では元気でいなくては、或いは元気がない時には会えないなという気持ちになる事もあります。

根拠のない励まし:ピンとこない話し。例えば「天国から見守ってるよ」「いつもそばにいるから」など。これは、いつの日か気持ちが落ち着いた飼い主が自ら感じられる気持ちになれば素晴らしい事ではありますが、如何せんタイミングによっては説得力に欠けます。正直なところ・・・そんな事より今が悲しいのに。天国ってどこなの?傍にいないから悲しいんです。そのほか、例えばもう快復が見込めない子に対して「きっと大丈夫だよ」など期待を込めての言葉とわかっていても、虚しいきもちになります。

 ペットロスに限った話ではありません。これらの言葉に違和感が残るのは「それ、いったい誰目線の励ましですか?」というところなのかなと思います。
などと…偉そうなことを言ってしまいましたが、実はかつて私もそうやって励ましたつもりでいました。一生懸命に元気づけようとすることが励ますことだと思っていたからです。

 あくまでもペットロスの方への声掛けという観点からのお話です。誰かを思っての励ましである気持ちは間違いなく素敵な優しい気持ちですし、ありがたい事です。その気持ち自体を否定するお話ではありません。

 一方、今回はこんな言葉に救われましたよ。共感してくれてるなぁ、寄り添ってもらえているなぁとありがたくて嬉しくなりました。
「しばらくは、どうしたって放心ですよ。またいつでも連絡ください。」
「お気持ち痛いほどわかります。何をしていても哀しいんですよね」
「あなたも猫ちゃんもよくがんばったね」
「いっぱい泣いていっぱい想い出してあげてくださいね」
「ゆっくり元気になってください」
「落ち着いたら、話せるときが来たら会いましょうね」

 悲しみが癒えるまでの時間や方法は人それぞれです。悲しんでいる人を元気にしたい、励ましたいという思いはとても素晴らしくて優しい気遣いですが、『日にち薬』という言葉もあります。時にはそっと見守るのも優しさかもしれません。
(Photo by hanacoさん)

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