6月に20年を共にした最愛の猫とのお別れをしました。2年半の間に10回の入院を経験し、今度こそもう覚悟が必要かもしれないと思った事も2度や3度ではありません。20歳という年齢を考えれば「今回助かったとしてもそう遠くない将来にその時が来るかもしれない」と、いつもいつも考えない日はありませんでした。
そして、2年半という時間があったのに、頭ではわかっていても少しも心の準備や覚悟なんてできませんでした。一緒に過ごせる時間を大事にして、悔いのないようにと、できる事は精いっぱいやったと思っています。諦めずに最後まで頑張りもしました。しかし、悲しいものは悲しいのです。やっぱり、悔いだって残っています。もっとずっと一緒に過ごしたかったと思っています。
そんな気持ちで1か月経った頃に、思いがけず友人からプレゼントが届きました。
”お元気ですか?毎日、想い出してはメソメソしているあなたの顔が目に浮かびます。何を以てしても代わりになれる物は無く、ただただ切ない日々かと思いますが、どうぞ元気で居てください。この風鈴が鳴ったらめるもちゃんがそばにいると思ってくださいね”
風鈴にはこんなメッセージが添えられていました。
その方も昨年、23歳の猫ちゃんを看取った経験があります。きっと同じ気持ちだったのかな・・・。そっと、でも力強く寄り添ってもらった気がして、なんとも心にしみた言葉でした。おかげで、この夏は澄んだ音色を聴くたびに「あ!めるもがいるのかな」という、ほっこりとした気持ちになれました。
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