予期悲嘆

死の恐怖に取り憑かれるー 飼い主の心のケア

 一般的にペットロスの悲嘆とは、失った後の取りもどせない事の苦しみや後悔や悲しみですが、予期悲嘆の苦悩は命に関わる病気など、もはや避けられない喪失の予感に苛まれる事です。 この子はいま精いっぱい生きて頑張ってくれている。しかし、少しずつ痩...
予期悲嘆

失うかもしれない恐怖 – 飼い主さんにしかできない事

 愛する我が子が病気になったり、あれ?いつもと様子が違うと気付いた時から私たちは緊張状態が始まってしまい、いつもより神経が過敏になります。この子がいなくなってしまったらどうしよう、当たり前だと思っていた楽しくて平和な暮らしを失うかもしれな...
ペットロスについて

不安や悲しみを癒すストーリー

 飼い主にとって動物たちはただ可愛いだけの存在ではありません。ある時は、どんな時も変わらぬ愛着を示してくれて、自分を必要としてくれる子供のように。沈んだ気持ちの時は、何も言わずそっと傍に寄り添ってくれる良き友人や恋人のような存在でもありま...
ペットロスについて

壊れたから捨ててしまったの・・・

 引っ越しで飼えなくなった、老々介護で面倒を見れない、家族がアレルギーになったから飼えない等々・・・中には最期を看取るのが辛いからと言った呆れた理由で保健所に持ち込まれるペットたちがいると聞いて胸が詰まりました。しかも、引き取り手が無けれ...
ペットロスについて

ペットロスの悲しみ ー 今も昔も変わりなく

ペットロスの悲嘆とは、文字通り最愛のペットを失うことによる深い悲しみや苦しみの感情のことをいいます。そして、そのペットロスという言葉が広く知られるようになったのはようやくここ数年ですね。 では、なぜ近年になってペットロスによる悲嘆を訴える...
ペットロス体験記

1年経っても哀しい気持ち

 ちょうど紫陽花の頃です。最愛の猫めるもが旅立ったあの日からついに1年が経ってしまいました。案の定、その数日前から心がザワザワとして1年前の悲しさが苦しみとなって蘇り、命日の前夜と当日はその気持ちがピークに達していました。アニバーサリー反...
ペットロスについて

明るく元気に前向きに!?

 大切な存在を失った悲しみが癒えるには、周囲や自分が想っている以上に時間がかかるものです。また、悲しみや辛さの度合いの感じ方も人それぞれですから、誰かの経験や主観で人の悲しみを計ることはできません。 ショックや混乱、怒りや罪悪感など様々な...
2020.06.03
ペットロスについて

魂の痛み-スピリチュアル・ぺイン

 聞きなれない言葉かもしれませんが、スピリチュアルと言っても、この場合は日本で一般的に言われるところの霊的な力や宗教的なことではありません。 すべての生きものは亡くなることで肉体が消滅します。確かに共に生きて、ここで互いにコミュニケーショ...
めるもの看護記録

葛藤 ー 誰の為の治療か!?

すべての命には限りがあります。頭でわかっていても、いざとなると執着するものです。  我が家の猫(めるも)は慢性胆管拡張炎でした。2年半の間に10回の入院、改めて数えてみると通算60日間入院していたことになります。なんと通院だけでも1...
ペットロスについて

記念日反応(アニバーサリー反応)- 命日や誕生日など

 1年前の今頃、入院中の母を見舞うために東京と田舎を行ったり来たりしていました。ちょうど桜の開花だよりがチラホラと聞こえはじめ、街を行き交う人々も軽やかな春の装いになったころでした。真新しいスーツ姿の新社会人や学生さんたちの夢と希望に満ち...
error:Content is protected !!