人によっては、新しい子を迎える事で気持ちが癒える場合があります。しかし、その場合はタイミングや心構えに注意を払う事が必要です。あまり日が経っていないうちに新しい子を迎え入れると、どうしても前の子と比べてしまう事になってしまいます。保護団体の方から、見た目の姿かたちは似ているのに、性格や仕草が違う事が受け入れられずに出戻ってくる子もいるというお話を伺いました。
例えば、前の子が出来ていた事ができない、違う事が気になるなど新しい子の中に亡くなった子を見出そうと期待する事はお互いに不幸でしかありません。違う個体なのだから違って当たり前なのです。この場合は、亡くなった子の死を受け入れて、きちんと悲しんで気持ちの整理がついた時が迎え入れる時期だと言えます。人間もそうであるように、みんなそれぞれに個性があって違う魅力があるはずです。誰かの身代わりではなく、新しいパートナーとして迎え入れてあげましょう。
また「前の子に悪いから」という気持ちになることもあります。これは、新参者によって物理的な場所や想い出を侵略されてしまうような気分になるなど、飼い主さんの中で前の子の記憶が薄れてしまう事が罪悪感に変わるからだと考えられます。特にご家族で飼う場合は、全員が受け入れる気持ちになっていることが大切ですので、よく話し合ってみてくださいね。
更に、罪悪感や自責の念がある場合も「自分は飼う資格がないのではないか」と考えてしまいます。しかし、その経験を踏まえて次の子を更に幸せにしてあげれば良いのです。亡くなった事で一緒に過ごした楽しかった日々が台無しになってしまう程度の存在だったはずではないのですから。
新しい命を迎え入れる事は、それぞれのストーリーがあっての決断だと思います。ゴールはその子も自分も一緒にいて幸せだと感じること!それに尽きますね。
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