失うかもしれない恐怖 – 飼い主さんにしかできない事

 愛する我が子が病気になったり、あれ?いつもと様子が違うと気付いた時から私たちは緊張状態が始まってしまい、いつもより神経が過敏になります。この子がいなくなってしまったらどうしよう、当たり前だと思っていた楽しくて平和な暮らしを失うかもしれない。こうして「死」というものがぐっと現実味を帯びて、昨日までとは一変した不穏な空気に包まれてしまいます。
考えただけでも胸が張り裂けそうになりますよね。これが『予期悲嘆』です。

 そして、残念ながらこの子の病状に比例して飼い主さんの笑顔もどんどん少なくなってしまいます。 もちろん、苦しそうにしている我が子を見るのは辛いに決まっていますし、無邪気な表情を見せてくれる「何も知らない彼ら」に、思わず涙ぐんでしまったりします。
 しかし、実はそんな緊張や不安はペットたちにもビシビシ伝わっているのですよ。言葉が通じない彼らにとって、飼い主の声のトーンや表情や態度は重要な情報源であり、コミュニケーションの手段でもあるためその変化を敏感にキャッチしています。本来、飼い主は一番の理解者で彼らにとって安心できる存在であり、安全なテリトリーなはずです。

 つまり飼い主が不安な状態でいる事は、彼らの安心で安全な生活が脅かされた状態に置かれてしまうということになり、ひいてはストレスを与えている事になってしまうのです。よもや、自分のせいで飼い主が不安や悲しみに包まれているとは思ってもいませんから。私も、最期の方はよく愛猫の前で泣いてしまっていました。今にして思えば本人はただでさえ具合が悪いのに、更なる不安を与えていたんだなぁと心から悔やまれます。

 この場合に最も大切なことは、ペットたちの心と体のQOLの維持や向上であり、飼い主自身の悲しみや恐れではないのです。考えてみたら不安や悲しみに費やすエネルギーって案外大きなものですよね!?そのエネルギーを一日でも長くペットたちがハッピーに過ごせる工夫や手立てを考えることに費やしてみましょう。そして、いつもの飼い主さんの優しい笑顔と優しい声で名前を呼んで寄り添ってあげてください。
 その安心感は、世界中でただ一人あなたにしかできない彼らへの最高のプレゼントになります。飼い主さんはペットたちにとって凄いパワーの源なんですよ!

 動物たちはとてもシンプルです。人間のように未来を憂いたりせず、いつも100%の力で命と向き合っています。つまり、いま目の前のこの瞬間を安心で安全に過ごさせてあげる事がいかに大切かということがおわかりいただけたと思います。是非、沢山のプレゼントをあげてくださいね。

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予期悲嘆
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