ペットと一緒にお墓に入りたい

 ラジオを聴いていたらこんな興味深いテーマでしたのでご紹介します。最近、増えているのだそうです。ペットと一緒にお墓に入りたいという方。長年ずっと一緒に暮らした家族なのだから、亡くなってからも一緒に居たいと願う気持ちに共感する方も多いのではないでしょうか。最近は少しずつ増えてきてはいるようですが、まだまだ少ない状況です。

 立ちはだかるのは、やはり宗教上の問題。仏教に関して言えば、人間と動物が一緒のお墓に入れないとされている理由は、六道輪廻という世界観によるものだそうです。六道とは(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)の6つの迷いと苦しみの世界の事で、この中で生と死を繰り返しながら彷徨うとされています。

 その中でも人間道は仏教の教えに出会う事ができる世界ですが、動物は自ら念仏する事ができない畜生道に属しています。そのため、輪廻転生を繰り返す畜生道と生まれ変わって極楽往生する人間道とは、いわゆる”住む世界が違う” として区別されている事が、ペットと一緒のお墓に入れない理由なのだそうです。

 ペットの死をどう扱うのか。番組によると、最近、浄土宗では「ペットは極楽往生できるのか」という議論が巻き起こっていると紹介しておりました。「命が終わると動物も含めて皆が極楽浄土に行けると解釈できる」との意見も。色んな意見があるとは思いますが、昔と違ってペットの果たす役割が番犬や愛玩動物の域を超えて大切な家族という位置づけである事から、考え方や捉え方が変わってきているのだと感じたテーマでした。

 それにしても、畜生道とは!!無垢で邪気のない動物たちを見るにつけ、私より、よっぽど魂のレベルが高いように思うのですが・・・!?

参考引用元:仏の教えは?浄土宗で始まった議論
NHKおはよう日本2019年7月8日放送分
NHK第一/Nラジ2019年9月2日放送分  
浄土宗のホームページを確認したところ、一部NHKの表現とは見解が違うとありましたので念のためリンクしておきます。

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