何年たっても悲しいのはおかしいですか?

「愛犬が旅立ってから5年になりますが、思い出すとやっぱり泣きたくなります。私はおかしいでしょうか?病んでいますか?」

 とても多いご相談です。結論から言うと、全くもって正常な反応ですよ。もちろん泣きたくなる理由は色々だと思います。例えば、もっとこうしていればとか、なぜあんな判断をしてしまったんだろうなどの自責感や申し訳ないと思う気持ち。なぜあの子は死んでしまったのだろうか、という納得のいかない気持ち。もう取り戻せない時間である事が頭ではわかってはいても、どうにもならない気持ち。
 でも、お話を聴く中で最も共通する想いはただ一つ!!
「もう一度会いたい。もっと一緒にいたかった。」に、尽きます。

 見た目だけでなく、性格や仕草、声や鳴き方、遊んで欲しい時のアピールの仕方など、動物たちにもそれぞれの個性や違った可愛さがあります。つまり、あなたにとってペットはそれほどに大切な、替えの効かない唯一無二の存在だという事です。きっと、その気持ちはこれからもずっと変わらないでしょう。
 そのことは言い換えれば『今でも変わらぬ愛情の証』なのです。なんと素晴らしいことだと思いませんか?そう考えてたくさん想い出してありのままに泣いたらいいのです。

 ただ、そのときあなたの中のペットはどんな表情であなたの記憶に登場してくれますか?楽しく遊んでいる姿?甘えているところ?または、可愛い顔で眠っていますか?
 おそらく、時間が経って亡くした当時の悲しみとはまた違った感じ方になっていると思いますが、今でも最期の苦しそうな姿で登場するようでしたら、是非出会いのエピソードを思い出してみてください。どんなきっかけでその子を迎える事になったのか。どんな遊びが好きだったのか。好きな食べ物は?お気に入りの場所は?など。
 目の前に居ないことは変えられませんが、お互いに楽しく過ごした時間も変えようのない事実なのです。思い出すときはどうか元気な姿で登場させてあげてくださいね。

 また、周りから「ペットに依存しているんじゃない?」と、言われて傷ついたという方もいます。人は生きている以上、多かれ少なかれ何かに依存して生きているものです。例えば甘いお菓子だったり、お酒だったり、SNSやゲームという人もいるでしょう。
 私はむしろ「思う存分依存できる相手がいて幸せじゃないの」と、お伝えしています。人間同士の依存関係は相手がある事ですから時としてバランスが難しいことにもなりかねませんが、相手がペットとなると、それはもう彼らも喜んで応えてくれますよね。

 現代社会は人間関係が希薄と言われるなか、私自身もそこまで「もう一度会いたくて会いたくて仕方がない!」と思える人は残念ながら思い当たりませんが、今まで一緒に暮らしてきた犬や猫たちの事は間違いなく生涯忘れられない存在です。そして、そんなかけがえのない彼らに出会う事が出来た私の人生はとても幸運だと感謝しています。

 とはいえ、そのことで仕事や勉強が手につかない、健康状態や社会生活に支障が出ているという事であればケアが必要となりますのでご相談くださいね。

☆ 感想などもお気軽にコメントをいただけると嬉しいです!
 インスタグラムも是非フォローをお願いします☆

関連記事:記念日反応(アニバーサリー反応)記憶のスィッチ

コメント

error:Content is protected !!